「注文住宅の設計料って高そう。」
「どこに設計を頼めばいいのか分からない。」
このようにお考えの方が多いのではないでしょうか。
注文住宅の設計費の相場は依頼先によって様々です。
依頼する先によってそれぞれメリットとデメリットがあります。
満足のできる注文住宅の設計を適切な価格で信用できる相手に任せたいですよね。
そこで今回は設計の依頼先と依頼する際の注意点について詳しく解説します。

□工務店、ハウスメーカーに依頼する場合

一般的に工務店とハウスメーカーの注文住宅の設計料の相場は、全体の工事費の2～5％だと言われています。
1000万円あたり20～50万円程度が設計料だと考えてよいでしょう。
工務店やハウスメーカーではいくつか規定された設計パターンがあり、そのパターンに当てはめることで設計料を安く抑えています。
そのため、設計やデザインに融通を効かせるのが難しいです。
また、設計に強いこだわりがある場合は設計料が高くつきやすいと言えます。
特に設計に関して強いこだわりがない場合は、費用を安く抑えられるので、工務店またはハウスメーカーに依頼してみるといいでしょう。

□設計事務所に依頼する

設計事務所に依頼する場合の相場は、費用のおよそ10％～15％だと言われています。
1000万円あたり100～150万円程度の設計料がかかるということですね。
工務店やハウスメーカーの相場に比べると高いと思いますよね。
しかし、実際は高すぎるということはなく妥当な値段だと言えます。
なぜなら、難しいデザインの設計も請け負ってくれるからです。
1から意見を取り入れてデザインしてくれるので、強いこだわりを持っている方にはとても魅力的です。
気に入ったデザインの設計であれば、何十年たっても満足できる住宅になりますよね。
また、先に予算を提示し、その予算に合わせて注文住宅を設計してもらうことも可能です。
予算オーバーしてしまう心配は不要ですね。
一方で、デメリットもあります。
全て1からデザインするため、家が完成するまでにとても時間がかかってしまいます。
できる限り早く家を建てたい方は、工務店やハウスメーカーに依頼する方がいいと言えるでしょう。
また、基本的に設計事務所にはアフターフォローが用意されていないため、何か問題が起きた際に責任者が誰であるかを特定することが難しいと言えます。

□注意点

＊工事費に設計料は含まれているかどうか

工務店やハウスメーカーでは、工事費のみを請求される場合があります。
しかし、この場合基本的には工事費に設計料が含まれています。
設計料が無料ということはまずないと考えていいでしょう。
誤解が起きないように、設計料は別途なのか、工事費に含まれているのかしっかりと確認しましょう。

＊デザイン＝住みやすさではない

設計をするときに、「この先長年その住宅で生活するのか」を忘れないようにしましょう。
あまりおしゃれなデザインにこだわりすぎると、生活の動線が確保されていない住宅になってしまいます。
そうなると、後からリフォームが必要になってしまう可能性もあるでしょう。
住みやすさとデザインのおしゃれさを両立できるかどうかは、設計する人の技術によります。
しかし、前もって設計を任せる人の評価を調査することで、バランスの取れていない設計になってしまう事態を回避できるでしょう。

□まとめ

今回は注文住宅の設計の依頼先として工務店、ハウスメーカーと建設事務所について詳しく解説しました。
予算とどれくらい見た目のデザインにこだわるかによって、依頼先を選ぶとよいでしょう。
今回紹介した注文住宅の設計料の相場を参考にしていただけると幸いです。
ご不明な点がございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。
当社の経験豊富なスタッフが全力でサポートいたします。